突き指について
突き指は、指先を硬いものに対して突くような感じで当ててしまったり引っかけたりなど、指の縦方向に強い衝撃が加わるようなスポーツや力仕事をしているときに起こりやすいケガです。
親指以外の指には指先から末節骨・中節骨・基節骨と呼ばれる3つの関節があり、指の縦方向に対して強い力が加わることで突き指になります。
突き指の原因について
指は横方向の衝撃には強いですが縦方向の衝撃を緩衝できない構造となっているためで、強い衝撃により末節骨・中節骨の伸筋腱が損傷してしまうことが理由です。症状については指に加わった衝撃の大きさや方向によってさまざまで、軽度の場合は軽い痛みや違和感があります。
中度の場合は目視でも関節が太くなっていることが分かり、指の曲げ伸ばしとともに痛みを感じます。
しかし重度になると関節が腫れあがり、指を曲げると激痛を生じたり真っすぐに伸ばせなくなります。場合によっては筋肉組織の断裂や骨折、脱臼などの可能性もあるため早めの処置が必要です。
突き指でお悩みなら当院にお任せください
突き指の応急処置としては動かさずに冷やすことが大切で、添え木などで指を固定して氷で冷やしますが、氷がない場合は流水でも応用可能です。
以前は「伸ばすと治る」と言われていましたが、引っ張ると傷ついた組織を更に傷つけてしまうので注意が必要です。